押さえる
このページでは「押さえる」用途で使われる様々な治工具をご紹介します。
工業製品の製造設備において、品物や工具を決められた位置で押さえて保持することが必要であり基本的な用途の一つです。
1.押さえるために必要なこと
押さえる部材に求められるのは、相手部品の押さえるべき場所をピンポイントで正確に押さえることと、相手材の姿勢がバラついていたり衝撃や振動がかかる中でも安定して押さえられることです。相手部品の形状が複雑になるほど押さえる部材には微細な形状加工や押さえ面の精度が求められます。
2.安定して押さえるには
安定した押さえを実現するには、部材にばね性を持たせて相手材の姿勢のバラつきを吸収させたり、複数個所を同時に押さえるといった工夫が必要になります。複数個所を同時に押さえる場合には押さえ面の高さを均一に仕上げる工法を取ることなどが重要です。
3.材料選定のポイント
押さえる部品には耐摩耗性と靭性、どちらを重視するかで材料選定が変わります。
単に耐摩耗性だけを求める場合は硬度の高い超硬合金が向きますが、硬度と合わせてバネ性や靭性を必要とする場合には航空宇宙部材として用いられるマルエージング鋼は非常に効果があります。押さえ方に合わせて材料選定を行うことをお勧めしております。
押さえるパーツでお困りのことがございましたらご相談ください。
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