非粘着性

成形金型の離形性の向上、プレス型の汚れ付着防止、粘着テープ使用時の作業改善などなど、部品表面の非粘着性改善のニーズは多岐にわたります。形状や表面性状での物理的なアプローチとコーティング等の化学的アプローチ、その合わせ技と様々な改善手段があります。

1.形状や表面粗さでのアプローチ

形状的には相手との引っ掛かり要素の少ない形状にすることが重要です。成形金型の抜きテーパーの設定等もその一つです。表面粗さの観点では相手部材との接触面積を小さくするために適度な梨地状にすることが効果があります。梨地化の手段としてはショットブラストや放電加工が有ります。

2.コーティング等の表面処理でのアプローチ

ニッケル36%他の物質との接触角が大きく、濡れ性の低い材質で表面をコーティングすることで非粘着性を高めることが出来ます。代表格はフッ素系樹脂(テフロン)になりますが、他にシリコン系ののものもあります。表面粗さの最適化と併せて活用するのが一般的です。また、個体潤滑性物質をコーティングして滑り特性を高めて非粘着化する手法もあります。
金型向けの付着防止対策としては、硬度があり摩擦係数の低いDLCコーティング等が効果が認められています。

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