巻く

このページでは「巻く」用途で使われる治具についてご紹介します。
幅広い工業製品の中でもコイルやロールなど、線材やフィルム等の材料を巻くことで製品機能を付加していくものがあります。ここでは、巻く工程で使われる治工具についてご紹介します。

1.巻く治具について

一般的に線材やフィルム等を巻いて製品形状を作るためには、回転する巻き軸に対してムラなく巻き付けていき、最後に軸を抜くという動作が行われます。軸が精度よく滑らかな表面仕上げで加工されていて、滞りなくスムーズに抜ける軸が必要とされます。
また、コイルの場合は巻き付ける銅線を排出するノズルが使用されますが、ノズルは複雑な巻き方に対応するため銅線が排出される全方向に対して滑らかな磨きを施した口元の加工が重要になります。

2.治具の品質向上のポイント

巻き軸は軸の全長が長くなるほどたわみが出やすくなり、安定して巻くことが難しくなるため剛性が求められます。短い巻き軸はダイス鋼などで十分ですが、長くなると剛性の強い超硬合金が向いています。
超硬のような硬度の高い材質に対して用途に応じた複雑な軸形状を加工するには、プロファイル研削加工を用いることで高精度に仕上げられます。また、製品に傷をつけずに滑らかに軸が抜けるようにするには、潤滑性のメッキや摩擦係数を下げるDLCコーティングなどで滑り性を付与することができます。

巻く治具についての加工でお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

関連製作事例

上記コンテンツと関連する製作事例がご覧頂けます。
部品の機能向上や用途に合った設計のヒントなど、熱処理や表面処理など様々な視点からアイデアをまとめています。設計のヒントにご活用ください。