NC旋盤・複合旋盤加工

円筒状の材料を回転させ、そこにバイトと呼ばれる刃物を押し当てて削る加工を「旋削加工」と言います。この旋削加工をプログラムによりNC制御して行うのが「NC旋盤」です。さらにNC旋盤にドリルやエンドミルによるフライス加工の機能を付加したものが「複合旋盤」と言われる加工機になります。複合旋盤はどんどん進化しており、旋削加工とフライス加工のどちらが主役かわからない加工機も増えています。最近では複合旋盤という呼び方よりも「複合加工機」という呼び方の方が一般的になってきています。

当社のNC旋盤・複合旋盤加工技術

  • NC旋盤:3台
  • 複合旋盤:2台
  • 複合加工機:2台
  • 三次元CAD・CAM

NC旋盤は単純形状で旋削加工のみで仕上がるものや複合加工機用のブランク加工に使用します。

複合旋盤・複合加工機は加工の複雑度に応じて使い分けます。いずれも加工プログラムが必要になりますが、比較的形状が単純なものは実機への直接入力でプログラミングし、形状が複雑なものは3次元CAD・CAMを使用して加工プログラムを作成します。

複合加工機の最大の特徴は、ワンチャックで多様な方向から加工できる点にあります。そのため、一般的にはブロック材からマシニングセンターで加工するようなものでも、複合加工機で丸材から削り出した方が寸法精度・幾何公差が出しやすく、かつセット替え工数が削減出来てコストダウンにつながるケースも多数あります。

旋削加工の様子
素材を主軸にチャック固定して回転させ、バイトを軌道制御しながら押し当てて削っていきます。
複合加工機の構造
C軸と呼ばれる、主軸と背面主軸にワークを固定し回転させてミル主軸または下刃物台に取り付けたバイトにて加工を行なう旋削加工と、ミル主軸に各種回転工具(エンドミル、ドリル等)をATC(Auto Tool Change)にて交換しながら取り付け加工するフライス加工をプログラムにて複合的に組み合わせて行えるようになっています。
ワンチャックにて多方向から様々な加工が行えるため、複雑形状で幾何公差が厳しい部品でも効率よく、かつ高精度で加工が可能になります。

製作事例

複合加工事例
素材:S45C
複合加工機にて旋削加工とフライス加工を組み合わせ一発仕上げにて加工しています。
複合加工事例
素材:SCM
複合加工機にて旋削加工とフライス加工を組み合わせ一発仕上げにて加工しています。
複合加工事例
素材:SUS303
角モノですが、数が多いため、複合加工機にて丸棒から多数個連続加工で製作しました。