吸着・排出

ここでは吸着や排出に用いる治具をご紹介します。
当社では主としてエアーでワークを吸着する治具や液体を排出する治具でお引き合いを頂いております。

吸着機能の治具

吸着機能を持つ治具に求められるのは吸着面とワークの密着度をいかに持たせるかがポイント。吸着ノズルやプレートなどでは吸い口のエアー穴の形状精度や接触面の面粗さが設計のポイントになってきます。

また、設備部品として繰り返しのワークの脱着に耐えうるために耐摩耗性の高い材料を用いることで寿命を改善することが可能です。相手材の硬度が高い場合は先端を高硬度の超硬合金や人工ダイヤで製作することも可能です。

排出機能の治具

排出パーツでは、接着剤や溶かした材料などの液体を一定量で均一に出すことが多くの場合求めることが多く、内部の耐食性や詰まりを防止する内面仕上げが重要です。流す液体によって腐食しやすい場合もありますが、ステンレスやチタンなど耐食性材料の選定が手段に挙げられます。また、内面の面粗さを向上させるには流体研磨等が効果を発揮します。

こうした吸着・排出ノズルでは、当社では最小φ0.06の細穴加工をはじめ、アスペクト比100倍の深穴加工の製作実績がございます。お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

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部品の機能向上や用途に合った設計のヒントなど、熱処理や表面処理など様々な視点からアイデアをまとめています。設計のヒントにご活用ください。