ダイヤモンド電着によるすべり止め処理
ワークを掴んだり保持する部品はグリップ力を持たせるため、上図のようなローレット加工や、ショットブラスまたは放電加工による梨地化を行なうことがあるが、求めるすべり止め効果や耐摩耗の点で必要な機能を果たせないケースがある。
すべり止め効果を持たせたい部分にダイヤモンド電着処理を行なうことにより、求めるすべり止め効果と耐摩耗を両立させられるケースがあります。電着するダイヤモンドの平均粒径は、700µm~0.25µmと広い範囲から選択可能で、目的に応じたすべり止め状態を表面に生成出来ます。
一般的には砥石の作成に用いられるダイヤモンド電着技術を一般部品に応用することで、高いすべり止め効果と耐摩耗性を達成することが出来ます。メッキ可能な素材であれば対応可能ですので是非ご相談ください。