プロファイル研削加工
投影研削や倣い(ならい)研削とも呼ばれるプロファイル研削加工は、素材の外形を砥石でなぞるように研削し、高精度に形状を仕上げる加工で、精密微細加工には欠かせない加工技術です。素材を固定して加工する方法と回転させた状態で円筒面を形状加工するコンタリング研削の二つの加工法があります。いずれの場合もミクロンオーダーの精度での形状仕上げが可能となっています。
当社のプロファイル研削加工技術
- NC投影研削盤
- 100種を超える砥石を常備
多種多様な砥石を常備し、微細形状を高精度に仕上げることが可能となっています。
加工ストローク: 200×150×110
加工精度 :±2µm
面粗さ :Rz3.2以下
チャック可能
ワーク径 :φ1 ~ φ24
仕上げ径 :φ0.1~φ50
加工精度 :±2µm
面粗さ :Rz3.2以下
砥石の軌道を制御する方法には二つあります。
①加工基準となる輪郭線をCADで描画し、チャートと呼ばれる半透明フィルムに印刷して投影面張り付け、基準輪郭線に沿ってマニュアル制御で加工する。
②NCプログラムを作成しプログラム制御で加工する。
高精度の仕上げが必要な場合には①を使うケースが多いですが、加工者の高度な技能が求められます。
- 主力加工機 和井田製作所 PGX-2500N
- 円筒研削オプションを使ったコンタリング研削の様子
製作事例
- 代表的なプロファイル研削加工(くし刃加工)
- 材質:超硬
研削幅 0.7 X 深さ8
- 代表的なプロファイル研削加工(ローレット加工)
- 材質:超硬
ピッチ1.0 、深さ0.5、90°
- 円筒コンタリング加工例
- 材質:超硬
外径φ15