用途別製作事例
カニゼンメッキをしたツメピン
- 工具鋼
- 掴む
- 耐食性
- 材質
- NAK80(カニゼンメッキ)
- 製品サイズ
- φ10 × L20
製品の用途や機能
NAK80にカニゼンメッキをしたツメピンです。NAK80はプリハードン鋼であり、同じくプリハードン鋼であるNAK55と一緒に紹介されることの多い材質です。既に焼入れがされている材料でHRc40程度の硬度があります。そのため切削加工を行うことが可能でありつつも、耐久性も兼ね備えております。またNAK55に比べると鏡面加工性に優れていることも特徴の一つです。カニゼンメッキは安定した耐食性、耐摩耗性、耐熱性などの向上が期待できるメッキで、ほかの表面処理の下地としても幅広く用いられる処理です。膜厚が均一に載せられることから、精密部品に多用されています。
これは3本1セットで使用するツメピンで、根元にφ2.6 0/-0.01(Dカットのある部分)の取り付け部があります。そこからR5のツバが1mm厚みであり、先端に向かってR1.5の突起が13mmあります。3本を組み合わせるとちょうど丸棒になるような形状をしています。
弊社では3D CAD/CAMを導入しているため、3D CADにてモデリングを行った後に、3D CAMを活用して加工手順、使用工具の選定、加工条件の最適化を行っております。そのため今までは複数の加工機を用いての加工が必要でしたが、現在では自動旋盤のみでの加工を行うことが可能です。
似たような掴む、保持するといった用途の事例や、3D CAD/CAMを活用した製作に関しては以下の資料をご参照ください。