用途別製作事例
コストを抑えた光学認識対応クランパー
- ステンレス
- 押さえる
- 光学特性
- 材質
- HPM38
- 製品サイズ
- 110×50×10
製品の用途や機能
このクランパーには艶消しのレイデント処理を使用しています。
艶消しレイデントは表面が曇りのある表面となり光の乱反射を抑えて、光学認識の工程で検知機能を高める効果があります。材質であるHPM38(プリハードン)は硬度が約HRC30と、一定の硬度があるにもかかわらず、生材と同じように切削加工を行うことが可能です。そのため、生材からHPM38に材質を変更すれば、加工コストの上昇を抑えながら耐摩耗性や剛性を向上させることが可能です。
このクランパーはワークと接触する部分と反対側の面に平行度0.02が求められています。このようなブリッジ型のクランパーの場合、使用時のたわみ(歪み)により、高い加工精度(平行度0.02)が効果を発揮できないことがあります。この場合、HPM38の様な材料を使用すれば、部品の剛性が向上し、加工時の精度がそのまま部品使用時の効果に反映されやすくなります。