用途別製作事例

シュート 滑り性向上メッキ

  • 工具鋼
  • 送る
  • 耐摩耗性
  • 滑り特性
材質
SK3(カニボロン処理)
製品サイズ
60×7×5

製品の用途や機能

このシュートは切削加工後、研削加工を行い、その後カニボロン処理(日本カニゼン㈱特許)を行います。カニボロン処理はニッケルをベースにリンやホウ素が付加されていて表面硬度はHV700程度、通常の無電解ニッケルメッキに比べ3倍以上の耐摩耗性があり、低摩擦を実現しているため摺動性が高く割れなどが発生しにくいといわれています。こういったシュートに向いていて頻繁に使用される処理です。

このシュートの母材はSK3を採用しています。SK材は工具鋼の中でも最も使用頻度の高い鋼種と言えますが、特殊鋼の中では安価な部類です。このパーツの場合は母材自体の強度を持たせることは重要ではなく、表面素地の耐摩耗性向上が主眼に置かれた設計から材料よりも表面処理にコストをかけることを選んでいます。

日本カニゼンからは類似した処理でカニフロン処理もありますが、こちらはPTFE樹脂を用いた処理であり耐摩耗性よりも滑り性を重視した処理です。選定についてはお気軽にご相談ください。