用途別製作事例
SR0.01の精密塗布ピン
- 超硬合金
- 塗る
- 耐摩耗性
- 材質
- 超々微粒子超硬
- 製品サイズ
- φ3×L50
製品の用途や機能
超々微粒超硬を使用した塗布ピンです。非常にとがった先端を用いて、材料をわずかな量で塗布していきますが、先端サイズがSR0.01しかないためわずかな消耗でも塗られる量が大きく変わってしまうため消耗は命とりです。
超々微粒子超硬は超硬の中でも最も超硬粒子の粒径が小さく、高硬度であることから高い耐摩耗性を発揮する材料として知られています。超硬は一般的に硬度が同じでも超硬粒子の粒径が小さいほうが耐摩耗性が高いといわれています。非常に高硬度であることから、加工コストも高くなる傾向にありますが、消耗部品においては、その交換にかかる手間も考慮するとコストパフォーマンスの向上に期待できます。
また、このような小径のピンを加工するには、硬度が高い材料を採用した方が、形状精度が高く仕上がる傾向にあります。
先端の精度はSR0.01±0.002の仕様になっています。このまで先端SRが小さくなってしまうと、接触方式による寸法保証が難しなります。この場合は非接触(画像測定など)による寸法保証になります。