用途別製作事例
超硬ロー付けシュー
- 構造用鋼
- 超硬合金
- 押さえる
- 耐摩耗性
- 材質
- S45C+超硬合金
- 製品サイズ
- 50×20×10
製品の用途や機能
S45Cは炭素鋼の中でもS50Cと並んで最も一般的に使用される材料で、SS400のような一般鋼材では硬さと機械強度に不安がある場合によく使用されます。この製品はS45Cのボディーに先端部のみ耐摩耗性向上のため中粒の超硬をロー付けして作成されています。このように消耗部だけを超硬合金をロー付けして使用する場合には、消耗後にローを外して再度新しい超硬をロー付けすることで、加工の取り代の問題をクリアできれば部品を繰り返し再生させることも可能なケースがあります。
ボディー部分をマシニングで加工後、先端部に超硬ブロックをロー付けし、超硬部は平面研削にて仕上げ加工を行っています。
ロー付けは接着やハンダ付けと同じようにその強度をいかに確保するかが常に課題となります。ロー付け面積の確保のための形状設計、最適なフラックスの選定、ロー付け温度の管理、線膨張係数が大きく異なる素材同士の場合は銅板等の緩衝材を入れる等々、さまざまなノウハウを活用して製作しております。超硬の部分採用やロー付け等の接合については関連資料にて詳しくご案内しております。ご活用ください。