用途別製作事例
φ0.06超小径ノズル
- 超硬合金
- 吸着/排出
- 耐摩耗性
- 材質
- 超微粒子超硬
- 製品サイズ
- (先端)内径φ0.06、外径φ0.15
製品の用途や機能
内径にφ0.06の小径穴をあけたディスペンサーノズルです。
ここまで穴が小さいと肉眼ではほとんど見えない大きさです。
これだけの小径のノズルが高圧で連続的に使用されると、なかなか寿命が持たないケースがありますが、この品物は超微粒子超硬で製作していることから耐久性においては条件によって鋼材の数倍の寿命を持たせることが可能となります。内径は細穴放電加工によって微細穴を仕上げていますが、切削工具では加工ができない超硬合金に微細穴を空ける工法の一つです。細穴放電は電極を回転させて穴を空けていきますが、電極径は穴径よりもさらに小さくなるため高精度に空けるために技術を必要とします。
ディスペンサーノズルの場合には液体を排出する先端のわずかな範囲だけが小径となっていればよいので、裏側は径の大きい穴をあけて逃がしを入れています。