用途別製作事例
耐摩耗性強化の巻き芯
- 工具鋼
- 巻く
- 耐摩耗性
- 材質
- SKH51
- 製品サイズ
- φ4×L20
製品の用途や機能
SKH51は巻芯への採用例が多く、また高速度工具鋼の中で頻繁に採用される鋼種です。焼入れ焼き戻し処理によりHRC64以上とかなりの高硬度(耐摩耗性)を得られます。靭性が必要とされる一般切削工具の材料としても広く知られ、巻芯だけでなくあらゆる治工具、装置部品に適用されています。
先端部に同芯度0.01、対称度0.01、平行度0.01、直角度0.01の幾何公差が入った巻芯です。
この部品の様に、複数の厳しい幾何公差が指定してある仕様は、最も加工技術を必要とします。旋盤、平面研削盤、プロファイル研削盤、ワイヤー放電加工機の高い技術と、多くの巻芯の加工を行ってきた経験知がポイントとなります。幅広い加工機の強みを生かした工程設計が品質向上に貢献しています。参考として工程設計についてのポイントを以下の参考資料まとめております。ご興味がございましたらご参照ください。