用途別製作事例
先端ラップ加工を施した曲げパンチ
- 超硬合金
- 打ち抜く
- 耐摩耗性
- 材質
- 超微粒子超硬
- 製品サイズ
- 58×20×6
製品の用途や機能
超微粒子超硬を使用した曲げパンチです。パンチ・ダイなどの耐摩耗性が求められる部品には高い硬度を持った金属材料が向いていますが、ただ単純に硬度だけでなく、超硬合金の粒子の粒度(細かさ)が小さいほど部品寿命が長くなく傾向にあります。同じ硬度の超硬でも粒子が細かいものを推奨いたします。
先端R公差±0.005mmの仕様になっています。滑らかなラップ加工を施し面粗さを綺麗に仕上げることで相手材表面を傷つけることなく曲げ加工を行うことができるようになっています。手ミガキの処理で行いますが、形状がダレてしまわないよう技術が求められます。
また、このようなR形状を精密加工する場合にはプロファイル加工機を使用します。プロファイル加工機には様々な仕様のものがありますが、基本的には手のひらサイズ以下の比較的小さい高精度金型部品を加工する際に用いる加工機です。弊社は0.0001mm制御のプロファイル加工機を使用することで、より滑らかな高精度Rを加工しています。