用途別製作事例
外径φ0.4 極小径ニップル
- ステンレス
- 成型する
- 耐食性
- 材質
- HPM38
- 製品サイズ
- φ12×L50
製品の用途や機能
こちらは押出成形に使用されるニップルと呼ばれるパーツです。
相手方のダイスと併せて使用することでケーブルやチューブなどの線上の製品の成型に使用されるパーツです。
先端径が製品を成型するため非常に重要でありますが、外径 φ0.4±0.01の細さと高精度を両立して製作しています。
内部にはエアー穴を空けていてφ0.2の穴が先端まで貫通していて、大変肉が薄く破けないように管理の難しい加工が求められます。
ニップルは高温環境で使用するためある程度の耐食性が求められるほか繰り返しの使用に耐える強度も必要という観点からHPM38というステンレス系のプリハードン鋼でサンプルを作っています。硬度はHRC30を超えるので適度な硬さがありますが、切削加工で完結できるため加工コストを抑えることが可能です。
弊社の自動旋盤加工では従来の挽き目よりも目の細かい旋削加工で仕上げており、研磨無しでもご覧のような比較的高い面粗度で仕上げることができます。弊社はこのニップルのように微細穴加工の加工技術に特化しております。微細穴加工技術については、以下の関連資料にまとめております。