用途別製作事例
配管部品 ハステロイ/インコネル
- チタン・ニッケル合金
- 送る
- 耐食性
- 熱伝導性
- 材質
- 左:ハステロイ、右インコネル
- 製品サイズ
- φ30×L40
製品の用途や機能
こちらはハステロイとインコネルを用いた配管部品です。左がハステロイ、右がインコネルを並べています。どちらもニッケルをベースとした耐食性や耐薬品性に優れた材料として知られており、薬液を送る配管などにも腐食無く使用することが可能です。
ハステロイはニッケルにモリブデンやクロムを多く添加していて耐食性や耐熱性が高められており、ジェットエンジンの燃焼部分などにも耐えうる材料として開発されています。耐食性に特化して作られているので機械的特性はあまり期待できません。耐熱温度は1200度と言われますが、成分構成の違いでいくつか種類があります。
インコネルはニッケルをベースにクロム、鉄、ニオブなどが添加されていて高温環境での耐酸化性や耐クリープ性などが強化されています。航空宇宙産業や原子力関係ではよく登場する材料の一つですが、熱伝導性が悪いため加工性が非常に悪く難削材に数えられます。
ハステロイやインコネルを代表としたニッケル合金の技術資料を以下の関連資料に掲載しております。
高温環境での使用や試験用の治具などでの使用に、ご検討ください。