用途別製作事例

コアピン(先端0.4×0.4)

  • 工具鋼
  • 成型する
  • 耐摩耗性
材質
HAP10(粉末高速度工具鋼)
製品サイズ
4×4×53

製品の用途や機能

こちらはコネクタの成型に使用されるコアピンと呼ばれるパーツです。
コネクタ部品の成型時にこのピンを型に差し込んで成型しますが、このような微細なピンでも繰り返しの使用に耐える材料で設計されます。HAP10は粉末高速度工具鋼の一つで、通常のハイス鋼と違い粉末焼結で生成されるもので、硬度が高く耐摩耗性が高い材質です。

 

このコアピンは先端から6ミリほどの長さでの部分が実際に使用され、根元のカキアゲ形状はプロファイル加工の砥石を逃がした形状が残ります。プロファイル研削加工は50倍程度の倍率で投影した画面上で精密な位置決めをして研削を行う加工法です。砥石の径が小さいものを使うことで、カキアゲのRサイズは小さくできますので、研削加工でこのような精密なピン加工ができます。先端はわずか0.4ミリ角の大きさでありながら精度は±0.003の精度で段付きとなっており、こうした加工はプロファイル加工の強みです。

プロファイル研削加工についての工法の紹介や製作事例など、下記の関連資料にてご紹介しております。