用途別製作事例

こちらは複数の芯をもつ偏芯軸ですが、
手間のかかる偏芯加工を低コストで行った事例です。
中心がφ16になっており、それぞれ両端に向けてφ10、φ5と径が変わります。
偏芯量の公差は±0.01で制御しています。

偏芯軸を精密加工を行う場合は研削加工で寸法出しを行っていきますが、
今回は軸精度が精級ではないのでコストダウンを目的に自動旋盤によって全加工しました。
条件出しの段取りには時間がかかりますが、ロットが多い場合にはより一層の価格低減効果が期待できます。

真鍮を使っていますが耐食性向上のため無電解ニッケルを行い、
とても賢い設計・製造を行っている事例になります。