切る

弊社で得意とする加工メニューの一つが様々な用途の特注刃物です。
刃物における品質の良し悪しは主に切れ味とその耐久性で評価されますが、この2つをいかに向上させるかは刃物によって異なってきます。
弊社では平面研削、円筒研削、プロファイル研削など様々な研磨機を用いて、フラットの刃だけでなく曲線刃、円筒刃、丸刃、のこぎり刃などあらゆる形状の刃付けを行っています。

刃の加工で品質を良くするためには、以下の3つのポイントがあります。

1.研磨方向

一般的に刃先の稜線と並行に研磨すると切れ味は落ちるため、稜線に対して角度をつけて研削加工を行います。これによって切れ味が良くなります。

加工の際に品物に対してどちらの方向に砥石を流すかによって、切れ味が変わるということです。

2.砥石の粗さ

目が細かい番手の砥石を使うほどエッジが綺麗に仕上がり切れ味は向上します。条件に合わせて砥石を選定して加工するのが重要です。

弊社ではボンド砥石、CBN砥石、ダイヤモンド砥石など複数の砥石から加工にあった粗さの砥石を選定します。

3.材料の選定

硬度の高い材料を使うほど刃物は切れ味が良くなります。超硬合金などのチッピングしやすい高硬度材料を精度良く加工できるかどうかが切れ味を左右します。

弊社では超硬合金のなかでも最高硬度の超微粒子超硬のカッターも製作しております。

特注の刃物加工については以下の製作事例をご覧ください。

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部品の機能向上や用途に合った設計のヒントなど、熱処理や表面処理など様々な視点からアイデアをまとめています。設計のヒントにご活用ください。