用途別製作事例

「艶消しレイデント処理」で確かな反射防止

  • ステンレス
  • 押さえる
  • 光学特性
  • 耐食性
材質
SUS440C
製品サイズ
70×50×7

製品の用途や機能

「光学認識に対応した反射防止対策を行ったクランパー」

このクランパーは熱処理したSUS440Cに『艶消しレイデント処理』を施しています。

画像認識に使用する部品では黒色の設計を取ることが多いですが、ただ黒いだけではカメラに反射して画像認識に失敗することがあり注意が必要です。艶消しレイデントは、面粗さを乱反射するように調整を行っており、照明に当たって白く光って見えてしまうことが少なくなります。

このクランパーは半導体製造工程でワークを押さえるために使用されますが、設備側で画像でワークの位置を認識して作業を行います。部材が光を乱反射してしまうとカメラによる画像認識と位置決めが難しくなることから艶消しレイデント処理を使用。艶消しの名の通り、表面が曇りのある加工面に仕上がることから、この処理は光学認識を用いる様々な分野で応用されています。

さらにレイデント処理は、同時に耐摩耗性や防錆効果も期待できますので、光学部品には総合的に評価の高い仕様になります。レイデント処理は様々な種類に分かれます。詳しいご案内をおこなっておりますので、プラスエンジニアリング株式会社までご相談ください。