用途別製作事例

超硬ロー付けカッター

  • 工具鋼
  • 超硬合金
  • 切る
  • 耐摩耗性
  • 磁性
材質
SKD11+超硬合金
製品サイズ
180×30×10

製品の用途や機能

このカッターの先端に用いられている超硬合金は、超微粒超硬を用いており耐摩耗性・硬度に優れています。
部品全体を超硬合金にしてしまうと材料費が大変高価となりますが、ロー付けの手法により刃先だけを超硬にすることで耐摩耗性とコストパフォーマンスの両方が期待できる設計となっています。

切断する部材が磁性を帯びていると刃物への付着、凝着などが課題になる場合がありますが、
お客様のご要望によっては非磁性超硬合金での製作も受け付けております。

刃部はカッターとして正確な切断を実現するため、反り(0.01以下)、チッピング(0.01以下)共に高い精度が要求されます。材料はSKD11の母材に対して超硬合金の刃部をロー付していますが、ロー付後に反りの修正、およびチッピングの除去を行うために、高い平面研削加工技術が必要となります。特にこのカッターのように刃先が長くなればなるほど、ロー付けのムラや反りの無い仕上げ加工がポイントになります。

カッターに関する事例や超硬の接合についてご興味がございましたら、関連資料より技術レポートをダウンロードしてご活用ください。