用途別製作事例

温度変化の影響を最小化するハウジング

  • ガラス・セラミックス
  • チタン・ニッケル合金
  • その他
  • 光学特性
  • 低熱膨張
  • 耐食性
材質
インバー+石英ガラス
製品サイズ
70×50×32

製品の用途や機能

温度環境の変化に対応するカメラハウジング部品です。

低熱膨張合金であるインバー材に同じく熱膨張が小さい石英ガラスが組み付けられており、熱環境でも極めて安定した寸法を維持するハウジングとなっています。中央の石英ガラス部には、φ0.2が2か所、長穴に加えてM1.6が4カ所加工されますが、微細穴や微細ネジの加工は特に難しい加工となります。割れや欠けに注意しながら超音波援用加工を活用することで微細形状加工を行います。

インバー材が占める外形も直角平行を厳密に管理して研磨されており、使用する際にズレが少なくなるよう工夫が施されております。熱環境下、かつ寸法安定性を求める、あるいは透過性が必要なときにインバーとガラスの組み合わせが有用ですね。どちらも機械加工での加工は易しくない材質ではありますが、超音波援用を用いたマシニング加工を使っての製作など、様々な工法を用いて行っております。ご相談ください。