特注部品加工の専門業者として図面設計検討の段階からご相談承ります。

特注部品加工事例 PARTS PROCESSING

非磁性超硬をしようした吸着ノズル(最外径φ10×L10)です

0517287-001 吸着チャック

非磁性超硬を使用した吸着ノズルです。非磁性超硬には種類があります。より固いものを使用するとカケ(チッピング)が生じやすくなります。逆に硬度の低いものを使用すると衝撃には強くなる傾向にあります。本部品では硬度の低いものを使用しております。

先端部にはφ1.2 +0.05/0で深さ0.6の止まり穴がセンターにあります。それを囲うようにP.C.D.2.1±0.05にて幅0.3の長穴が4箇所空いている形状になります。この長穴は平行カット部7 0/-0.01に対して90°±60″の位相関係にあります。

前述の通り先端の4箇所の長穴が平行カットに対しての位相関係に公差が入っているため、加工を行う際には注意が必要です。平行カット部を仕上げた後に細穴放電加工にて4箇所の穴加工を行い、ワイヤー放電加工にて仕上げを行っています。

SKD11(焼入)+TiCNコーティングのシュート(最外径φ95)です

1037380-002 シュート

SKD11(焼入)へTiCN処理を行ったシュートになります。TiCN処理(炭窒化チタン)はTiN処理よりも硬度を上げた処理であり、Hv2500~3200程度の硬度を有しています。その他にもTiNにはない特徴があるのも利点です。また処理温度が500℃程度と高温であるため、SKD11を使用する場合は熱処理の際に焼き戻しを高温(530℃程度)で行う必要があります。万が一処理温度よりも低い温度で焼き戻しを行った場合、素材の硬度低下を招いてしまう恐れがあります。

本部品は丸・角複合形状をしており、最外径部はφ95で両方向から平行カットが入っています。もっとも厚みのある部分で9.5mmあります。溝部分には幅寸法に+0.02/0と深さ方向に±0.01の公差が入っています。また溝部の出入口には10°にて誘い込みがついています。

丸・角複合形状のため弊社では複合旋盤にてブランク加工を行った後、前述の通り高温戻しにて熱処理を行い、平面研削にて仕上げ加工を行っています。熱処理により溝部の変形が懸念されるため取り代を設けて仕上げ加工にて寸法を調整する必要があります。

アルミ製の吸着ブロック(八角形対辺62×L45)です

吸着ブロック

A7075を使用した吸着ブロックです。A7075は超々ジュラルミンと呼ばれ、アルミ合金のなかでは特に高い強度をもつ材料です。航空機の材料としても使用されることでも有名です。その反面複数の添加物を多く含んでいるため耐食性などは他のアルミ合金に比べると劣ります。そのため使用する環境に合わせた選定が必要になってきます。

八角形の角柱形状で対辺寸法が62、平行度0.05が指示されています。また全長方向L45には端面基準での直角度0.02が指示されております。同じく端面にP・C・D32±0.02にて精度穴φ3H7とφ5.6±0.05が配列されています。もっとも複雑な形状としては8角形状面に配列されている7×7(1面あたり)のφ2です。この穴は一般寸法ですが各穴をそれぞれの角度にて中心に向かって斜めに加工する必要があります。

本部品では旋盤加工とフライス加工のそれぞれの要素を含んだ加工内容となるため。旋盤加工にてブランクを製作し、マシニング加工にて仕上げを行う必要があります。ですが弊社では旋盤とマシニングの融合した複合旋盤加工機にて加工を行っております。そのため丸材を一度チャッキングすればそのまま取り外しをせずに仕上げ加工まで行うことができます。そのためより幾何公差などもより精度よく出すことが可能です。

SKH51(焼入)+DLCコーティングのカシメポンチ(最外径φ11)です

カシメポンチ

SKH51(焼入れ)製のカシメポンチです。SKH51はSKD11に比べ焼き戻し温度が540℃程度と高く、各種PVD処理のコーティングを実施しても変寸が起きにくいという特徴があります。

ブランク加工を自動旋盤で行った後に焼入れを行います。その後円筒研磨、スリット部をプロファイル加工を行います。加締め工程にて使用するポンチであるため先端部にはラップの指示が入っています。またラップ完了後にはDLCコーティングを行っております。表面をより綺麗に仕上げておくことで、DLCコーティングの密着性もよくなります。

本部品では機械加工後のラップが重要となります。面粗度を求められる一方でラップを行いすぎるとエッジ部がダレてしまい製品を加締めることができなくなってしまいます。弊社ではエッジ部を失わないようにしつつ、面粗度を出すようラップを行っています。

チタン製部品(最大外径φ50h7L110)です

J1025031-001 円錐トランデューサ チタン4種 旋盤 チタン加工 斧精密 その他業界

チタン合金は他の金属材料に比べ多くの優位点を持っており、SUSと同じように耐食性に優れます。特に海水に対しては完全耐食性を有しています。さらに高温状態での耐食性に優れています。一般的に金属は高温状態になってしまうと表面が酸化して錆びてしまうものですがチタンは非常に安定しています。また熱収縮をし難いため熱膨張を嫌う箇所への転用も可能です。

先端部に特殊形状の掘り込みがあります。一般的な旋盤加工では加工が出出来ません。

弊社では所有している複合旋盤加工機(マシニングセンタと旋盤加工機が一緒になったもの)を使用することで旋削加工をしながら先端の特殊形状の掘り込みも加工をすることができるため、1台の加工機で加工を完了することができます。

チタン製シャフト(最大外径φ4L68 同芯度0.01)

J1000225-001  JIG SHAFT  旋盤 プロファイル 高力チタン 電子部品

チタン合金は一般的な金属材料と比べると低比重でありながら高強度であることから軽量化を目的に使用されることが多いです。また非磁性材料であることから磁性材を嫌がるような場所にも使用することが可能です。

この部品は最大外径φ4の部分に寸法公差5μm、面粗度Ra0.2(FB指示あり)となっております。また回転体として使用するため同芯度0.01と幾何公差も要求されています。

チタン合金は難削材であるためバリが生じしやすい材料です。そのため加工する際には工具の摩耗や加工後の面粗度に気を使って加工する必要があります。弊社では複合自動盤での連続加工を可能としており、最大外径部のRa0.2の面粗度は切削加工後にラップを行うことで実現しております。

先端部幾何公差0.01、最大径φ7L40の巻芯です

J1026358-002 巻芯 SKH51 丸形状 旋盤 プロファイル 平面研削 ワイヤー放電 電子部品

SKH55はコバルト含有のモリブデン系高速度工具鋼です。コバルトを含有した高速度工具鋼は比較的靭性を持つ傾向にあり、重切削用の工具の材料として採用されています。SKH55は焼入れ焼き戻しによりHRC64以上と、非常に高硬度となりますが、コバルトを含有していることにより、折損対策としての採用例が挙げらえれます。

採用公差レンジ0.02の仕様となっています。

巻芯は、特に先端部のスリット加工を行った際の径精度が重要です。加工応力や材料そのもに潜在する応力により、狙った精度に仕上げることが困難になります。加工技術そのものも大変重要ですが、巻芯というアイテムの加工経験知をどれだけ積んでいるかかが重要です。

最大外径φ4L20の巻芯です

J1025129-001 巻芯 丸形状 YAG350 電子部品 旋盤 平面研削 ワイヤー放電 電子部品

YAG350(マルエージング鋼)を使用した巻芯です。マルエージング鋼は時効硬化処理によりHRC52以上まで硬度が上がるにもかかわらず、極めて高い靭性を持ち、折損対策には抜群の効果を発揮します。巻芯は近年益々小径になっていく傾向にあり、折損対策が求められるケースが増えています。また、マルエージング鋼は鏡面仕上性に優れているという一面を持ち、巻芯の抜け性という面でもお勧めできます。

この部品は同芯度0.01の仕様になっています。

マルエージング鋼は非常に優れて靭性を持っていますが、一方、時効硬化処理後の歪修正が難しく、多くの経験値と高い技術を要します。特に巻芯の様にスリット形状を伴う部品については、スリット加工後の歪み修正に加工時間が必要です。。つまり、折損対策には効果を発揮する反面、他のスチールに比べ部品1個の加工コストが高くなるということです。部品の折損による交換が頻発してしまっている部品に推奨いたします。

最大外径φ4L20の巻芯です

J1024717-001 巻芯 丸形状 SKH55  旋盤 平面研削 ワイヤー放電 電子部品

SKH51は巻芯への採用例が多く、また高速度工具鋼の中で頻繁に採用される鋼種です。焼入れ焼き戻し処理によりHRC64以上とかなりの高硬度(耐摩耗性)を得られます。靭性が必要とされる一般切削工具の材料としても広く知られ、巻芯だけでなくあらゆる治工具、装置部品に適用されています。

先端部に同芯度0.01、対称度0.01、平行度0.01、直角度0.01の幾何公差が入った巻芯です。

この部品の様に、複数の厳しい幾何公差が指定してある仕様は、最も加工技術を必要とします。旋盤、平面研削盤、プロファイル研削盤、ワイヤー放電加工機の高い技術と、多くの巻芯の加工を行ってきた経験知がポイントとなります。

最大外径φ7L200、SKD11製巻芯(同芯度0.01)です

J1022696-006 巻芯 丸形状 SKD11 ゴム  旋盤 ワイヤー 放電 円筒研磨 電池

SKD11(焼入れ)製の巻芯です。SKD11は熱処理による歪も少なく、常温での耐摩耗性に優れ、窒化処理によっても高い硬度が得られることから精密機械加工部品、各種ゲージ、プレス型へ多数採用されています。

先端部に同芯度0.01、対称度0.01、の幾何公差が入った2個1セットで使用する巻芯です。
全長が約200mmと、弊社が製作する巻芯のなかでは最も長尺の部類になります。

この巻芯は円筒形状の材料を粗加工後に焼入れ焼き戻しを行い、2つに切断した後、専用の治具を使用して加工を行います。
同芯度、対称度は2個1セットで使用する際の幾何公差として保証しています。
長尺の巻芯はしばしば抜け性が問題になることがありますが、各種コーティング、めっき、機械加工上の工夫など、様々なご提案を行っています。

 

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