特注部品加工の専門業者として図面設計検討の段階からご相談承ります。

特注部品加工事例 PARTS PROCESSING

SUS440C(焼入れ)を使用したピン(最外径φ7×L80)

1034690-003 ピン

SUS440C(焼入れ)を使用したピンになります。SUS440Cは焼き入れを行うことでHRc58程度の硬度を有します。そのため耐摩耗性に優れています。

最外径φ7h7、φ5 0/-0.005、φ4.4、M3、φ2.2±0.02と先端に向かって徐々に細くなっていく形状で、全長は76 0/-0.02の公差が入っています。先端部端面にはφ0.7G6の細穴が深さ9mmであいており、側面から0.3幅の溝が3.5mm入っています。Φ0.7にはφ7に対しての同軸度がうたわれています。

自動旋盤にてブランク加工を行った後に熱処理を行います。ピンが小径であるため熱処理での変形に注意をする必要があります。熱処理の後に外径研削にて外径を仕上げ加工を行います。先端部のφ0.7は放電加工にて行い、0.3のスリットについてはワイヤー放電加工にて行っております。その際にスリットが窄まってしまう現象が出るため加工する際には注意が必要です。

超硬材料を使用したヒートコマ(230×90×15)です

0522166-002 ヒート駒

一般的な超硬材料を使用した特殊形状をしたヒートコマです。一般的に超硬材料は熱伝導率の良い材料ではありませんが、耐摩耗性を重視しての材料選定となっております。

230×90×15の板材の板厚には±0.005の厚み公差および。平面度0.005が指示されています。また部品の中心部分には幅2mmで深さ1mmの特殊形状の溝が入っています。その溝へは下面側よりφ2の穴がつながっております。

材質が超硬材料であるために刃物による溝部の加工を行うことができません。そのため弊社では型彫放電加工機にて計4箇所の溝加工を行っております。放電加工を行う際には電極材料を加工したい形状と逆の形状、つまり凹であれば凸形状に加工する必要があります。今回の形状の場合は2mm幅の突起形状をした電極にて加工を行います。また板厚に入っている寸法公差および平面度は平面研削盤にて仕上げ加工を行っております。

SUS440C(焼入)のピン(φ2×L30)です

518144-02 ピン

SUS440Cの焼き入れを行ったピンになります。SUS440Cはステンレス鋼の特融防錆効果を持ちつつ焼入れを行うことができる材料で、防錆、耐久性の両面を兼ね備えた素材になります。そのため様々な用途で使用されています。ただし注意点としてはカーボンの含有率が高くなるため磁性を持つ材料になりますので、磁性を嫌う箇所には使用できません。

φ2g6と公差が厳しいため円筒研磨にて加工を行います。その後先端部を0.8の形状にする必要があるためワイヤー放電加工機により両面を加工することで平面部を作っています。

本部品ではワイヤー放電加工機での加工時に注意をする必要があります。先端部を細く仕上げようとした際にワークが反ってしまう問題が発生します。そのため弊社では先端部の反りが生じないような加工プログラムを作ることで反りを極力抑えた加工を行っております。

超硬製丸刃(最大外径φ30)です

J1033316-001 カッター 超硬 円筒研削 電子部品 丸形状

このカッターには超微粒子超硬を用いています。超微粒子超硬は高硬度で、耐摩耗性が高いため刃物への使用に向いています。

丸刃は中央の穴と刃筋の同芯度が重要です。同芯度の精度が低いと回転時に刃筋はぶれてうまく機能しません。この丸刃の同芯度は0.01mm以下になっています。

丸刃の加工には円筒研削盤の高い技能が必要になります。ちょっとした加工条件の違いが刃先に影響し、切れ味を大きく左右します。

この加工条件はお客様が使用されるワークによって変更することが可能です。

先端穴径 φ0.15 のSUS303製ノズルです

J1021246 ノズル 旋盤 細穴 SUS304 丸形状 電子部品  φ8×10

SUS303を使用したノズルです。SUS303は防錆性に優れた金属として広く知られ、特注部品に採用されることが非常に多い材質です。

先端の穴径がφ0.15と小径の仕様になっています。

この部品の穴加工には細穴放電加工機を使用しています。穴加工自体は旋盤、マシニング、ワイヤー放電などでも可能ですが、細穴でしかも加工精度が求められる場合には細穴放電加工機を使用します。当社では最小でφ0.06mmの細穴放電が可能です。

HAP10+超硬ロー付けのクイルです(最大外径φ90、同芯度0.002)

J1025862-001 クイル 超硬 HAP10 丸形状 円筒研削 パートナー(コスト要因) 機械要素 クイル1025862-001

スチール(焼入れ)の母材に超硬をロー付けしたクイルです。超硬は高硬度(種類によりHRA80~96)であることから通常、耐摩耗性の向上を目的として採用します。

同芯度0.002mm、鍔と軸の直角度0.0002mmの幾何公差が求められるクイルです。

この部品は以前、スチール(焼入れ HRC60~)を採用しておりました。通常であれば、十分な硬度です。しかしこの部品は砥石を保持するためのクイルで、砥石を使用する際に、同芯度、直角度が出ている必要があります。この部品は同芯度、直角度を図面指示通りに仕上げていてるにも関わらず、砥石を保持する際にその重みでたわんでしまい、部品使用時に十分な機能を果たすことができませんでした。そこで、中心部に超硬をロー付けすることで、超硬の剛性により問題を解決しました。
超硬は通常、その高い硬度(HRA80~95)から耐摩耗性向上を目的として採用しますが、この部品のように剛性を目的として仕様する例も多数ござます。

最大外径φ86L180、同芯度0.01の砥石保持治具です

J1020635-002 中間軸 SCM435 円筒研削 シギヤ インテグレックス 丸形状 機械要素

材料はSCM435を使用しています。SCM435はクロムモリブデン鋼(クロモリ)の代表的な材料で、この製品のような回転軸部等、高い引張強度やじん性が求められる場合に使用されます。

この製品は研削加工機の中で砥石の主軸として使用されるため、円筒外径に0.005以下の寸法精度と0.01以下の同芯度が求められます。また取り付け基準面となるツバ部と円筒面には直角度0.005の精度が求められるため、ツバ基準面、外径部ともに円筒研削による仕上げが必要となります。

円筒研削にて高精度に仕上げていくためには、円筒研削盤にワークをいかに振れ無く保持するかがポイントとなります。この製品の場合は両端面に高精度のセンタ穴を加工しておき、心押しで保持する方法で高精度に加工しています。

 

最大外径φ8L250、同芯度0.01の巻軸です

J1028344-001 巻軸 丸形状 SUJ2 旋盤 円筒研磨 電子部品

SUJ2は高炭素クロム軸受鋼鋼材の一種で、ベアリング(軸受け)だけでなく機構部品として広く鋼種です。基本的にはこの部品の様に丸(円筒)形状で使われます。焼入れ焼き戻し後の硬度もHRC60以上になるため高い耐摩耗性が期待できます。

両端面中心に空いている止まり穴と外径の同芯度0.01mm、また側面から空いている穴の対称度0.02mmが求められています。

巻芯、巻軸、巻芯受けなど、電池などの巻取り装置の精度はこれらの部品精度で大きく左右されます。全長250mmにわたる軸を加工する際、焼入れ処理による歪みも考慮した上で、の外径と中心の止まり穴に同芯度0.01に仕上げるには円筒研削盤の高い加工技術が必要です。

先端部幾何公差0.01、最大径φ7L40の巻芯です

J1026358-002 巻芯 SKH51 丸形状 旋盤 プロファイル 平面研削 ワイヤー放電 電子部品

SKH55はコバルト含有のモリブデン系高速度工具鋼です。コバルトを含有した高速度工具鋼は比較的靭性を持つ傾向にあり、重切削用の工具の材料として採用されています。SKH55は焼入れ焼き戻しによりHRC64以上と、非常に高硬度となりますが、コバルトを含有していることにより、折損対策としての採用例が挙げらえれます。

採用公差レンジ0.02の仕様となっています。

巻芯は、特に先端部のスリット加工を行った際の径精度が重要です。加工応力や材料そのもに潜在する応力により、狙った精度に仕上げることが困難になります。加工技術そのものも大変重要ですが、巻芯というアイテムの加工経験知をどれだけ積んでいるかかが重要です。

SKD11(焼入)製 巻芯受(同芯度0.01、最大外径φ9 Hcrめっき)です

J1022582-002 巻芯受け 旋盤 プロファイル 円筒研磨 丸形状 電子部品

SKD11 (焼入れ HRC55~)にハードクロムめっきを施した巻芯受けです。SKD11はパンチ・ダイをはじめ、様々な治工具に採用される鋼種で、焼入れ性、加工性が優秀なだけでなく、一定以上の防錆性も期待でき、また常温での耐摩耗性も備えた材料です。ハードクロムメッキ(弊社の場合、膜厚は通常1~2μm)は硬度はHv800前後(HRC64相当、めっき業者による)あり耐摩耗性に優れているだけでなく、めっき処理前後の変寸も少なく、また小さな部品であれば1個あたり数百円~のコストで行えるめっきで、様々な用途に使用されています。

同芯度0。01、採用公差レンジ0.01mmの巻芯受けです。

巻芯受けは当然、巻芯と同等の加工精度を必要とされます。旋盤、円筒研削盤の技術をが必要な加工品で同芯度だけでなく、鍔部分との直角度なくに高い精度が求められ、巻芯使用時の性能を大きく左右する重要部品です。

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